アルトリア・グループの株価がどうにもだらだらと底が見えない雰囲気で下落してます。保有している私もそうですが、買い増すのか、それとも逃げるのか投資家として判断しないといけません。
リーマンショックもびっくりの下げっぷり!
なんと$40を割り込み$30代に突入、昨日は$40.66でした。かなり下げている形です。個人的には短期的な株価の動きは出来るだけ気にしないようにしてます。そこで気分転換にちょっと長めのチャートを見てみました。
おい・・・。マジか・・・。
アルトリアってこんなに大きく下げてましたっけ?確かに$70くらいの頃はなんでこんなに騰がってるのかなぁとは思ってましたけど。ここ1年以上下げっぱなしになりますよね、これ。チャート的に下げ止まる気配は皆無ですね。
やっぱり下げてますね1年くらいは。PER12倍っていうのは低めだし、配当利回りの8%超えはなかなか見れないレベルです。(7%超えでも言ってたけど)
ただ2019年、今年の前半に記録した安値を今回の下げで下回ってしまったことがちょっといやな感じですね。
アルトリア株が急落、米当局がジュールを調査とDJ報道
Nathan Crooks
2019年8月30日 3:46 JST29日の米市場で米アルトリア・グループの株価が一時3%余り下落。米連邦取引委員会(FTC)が電子たばこメーカー、ジュール・ラブズのマーケティング慣行を調査しているとのダウ・ジョーンズ(DJ)報道に反応した。
bloomberg
最近の電子タバコの問題もありますが、ブルームバーグの記事は非常に上手くいっていると思われたジュールのマーケティングについて問題視される可能性が取りざたされています。また、
<米国>フィリップ・モリス大幅高 アルトリアとの合併協議中止で
日本経済新聞
2019/9/25 23:36
日本経済新聞 電子版
【NQNニューヨーク=岩本貴子】(米東部時間10時30分、コード@PM/U、MO/U)25日の米株式市場でたばこ大手のフィリップ・モリス・インターナショナル株が大幅に上昇している。前日比8.8%高の77.84ドルを付ける場面があった。同業のアルトリア・グループとの合併協議を打ち切ったと25日に発表した。8月下旬に合併を協議中だと発表した際、不利な合併比率になるとの見方から急落した経緯があり、買い直…
こちらは日経新聞の有料記事の冒頭部分です。ちょっと前に合併協議開始がニュースになりましたが、早々に撤回となりました。逆風と言えるニュースが多くなってますね。
2019年7月末に発表された第二四半期決算は前年同期から微増。株価反転のきっかけになっても良さそうなものでした。それだけ今のタバコ業界への風当たりが強いということになります。
買うのか、売るのか、それが問題だ。
配当利回りは8%超え、優良企業といわれ、高配当企業でもあるアルトリアでもめったに見れないレベルで個人投資家は買うのか、それとも売るのか。
買う人は短期的に下げすぎと考えていて特別な理由がなくとも多少の反発すると考えているか、配当を長期にわたってもらうことでペイするつもりかのどちらか、あるいはその両方だと思います。配当8%って悪魔的な魅力が・・・、ただこの水準、ぶっちゃけ減配リスクがあるレベルだと思ってます。
売る人はもちろん許容リスクを超えている、株価が損切水準に達したという方なんだろうと思っています。いくら優良企業、シーゲル銘柄といわれても個人の許容できるリスクを超えてまでは保有しきれないですし、一定水準での損切は投資行動として非常に正しいと思います。
買う人も売る人も正しいと思う思考での行動なんだと思います。完全に真逆ですが。果たして自分にとって正しいのはどちらなのでしょうか。
損切り的な売却はまだ考えてません。ただし2ヶ月連続で買い増しするには誰かに背中を押されても躊躇するレベルです。今はキャッシュを残しておいて、ブレグジットが終わってから考えることになりそうです。
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