金価格高騰!リスクとヘッジの本質を考えてみる

投資全般
この記事は約3分で読めます。

金価格がここにきてさらに上がり、5,500円/g超えとなりました。年初が5,000円前後でしたので1割程度上昇、一般紙でも金の価格上昇が取り上げられています。当然海外価格も同様に上がっています。
株価は世界的に乱高下しながら下落傾向にあります。そしてそれに反比例して、金、先進国の国債といった安全資産と言われるものの価格上昇が顕著です。リーマンショックを経験している方はそろそろ不況期に入る可能性を頭の隅で考えていると思います。私はほぼ全力で株を買っているのでリスクヘッジを考えなければといつも思っていますが、これといった対策は何もしてません。もちろんこのままじゃいかんかも、やばいなーという緩い危機感はあります。

リスクの意味

リスク=危険、まあそうですね。生きているだけでいろいろなリスクを抱えていきます。それこそ明日朝いきなり事故にあう可能性だってあるのですから。
株式投資において考えられるリスクは何があるでしょうか。不景気(市場全体の下落)、倒産(個別企業)、減益(個別企業)、基本的には株価の変動要因全てがリスクです。アメリカ株に全力ですのでここに為替リスクが加わります。
投資するにあたって、保有期間が長くなればなるほどリスクは高まります。事故にあう確立が高くなるわけですからね。私は長期投資で資産を積み上げたいと思っているので投資期間は最低30年~生きてる間くらいになります。つまり売却を前提としていません。短期的な価格変動に対するリスクは許容しているつもりなのでよほどのことがない限り売却は考えていません。つまり個別企業の要因は注視できるけれど、市場全体に起こる出来事に対するリスクは全面的に負う必要があると思います。不況だから売り、好況になりそうだから買いなどと機動的に上手には出来ません。

抱えるリスクは?

投資する企業固有の問題は、購入か売却によって解消する以外ありません。私が抱え続けなければいけないリスクは市場全体に起こることと為替リスクです。そして対策資金は追加投資用の一部を使うことになります。何をするにもお金はかかります。アメリカ市場もしくは世界経済にマイナスな出来事に対して、たとえば下がったら儲かる空売りを行うことで手当てできる可能性があります。また為替リスクに対してはドル建て資産を保有しているので、円高方向がリスクなのでドル円をショートしておけば大丈夫でしょう。FXでやれば小額でそこそこな金額のショートが持てます。理論上は分かります。だけどほんとに意味あるの?って話です。

安全資産と言われる金。購入する意味はない。

安全資産と言われるものに、債権、金、円があります。ここ半月ほどでどれも一度くらいは急騰ってニュースがあったと思います。リスク資産を売却してこれらに流れてきていると考えられます。でも本当に個人投資家が必要なのでしょうか。
債権は極端に金利が低い状態です。マイナス金利すらあり得るのに債権に投資する理由はあまりないように思います。
金はシーゲル教授によると長期的には資産形成してくれない。短期売買で稼ぐなら金ETFだがセンスとテクニックが必要。
円は、安全通貨と言われるが対ドルではあまり動かないと思う。理由はアメリカの景気は他国に比べて強く、ドルも強い。そうするとドル円では綱引きになると思うから。あとは給料は円で頂いているので、それ以上に円資産をあえて準備する必要はないと思う。円高になれば追加投資余力が少しだけど増えることになります。
自分の中で必要な安全資産の優先度は、現金>円>債権>金になるかな。緊急時に出動できるようキャッシュを手厚くしておく、くらいしかやることがなさそう。

なんだか締まらないですが、このままのんびりとした危機感を抱えたままで良いのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました