[JNJ]オピオイド危機はJ&Jに牙を剥くか?

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先日米製薬大手が破産法適用といった内容でニュースとなりました。これはオピオイドという鎮痛薬に関連する訴訟が発端となります。ファイザーを保有している私は最初ドキッとしましたが、関係は薄そうです。今回は米株へ長期投資している方にも人気のジョンソン&ジョンソンの名前が挙がっていましたので内容確認しておきたいと思います。

オピオイド訴訟とはおおまかに言うと・・・

オピオイド系鎮痛剤「オキシコンチン」という中毒性のある薬品の販売を違法に進めたということで、製薬大手パーデュー・ファーマが訴訟。実際問題、この中毒症状は比較的大きいものと考えられているようです。販売に関わっていたテバ・ファーマティカルおよびジョンソン&ジョンソンも合わせて訴えられてます。
和解金はかなりの額となることが予想され、トランプ大統領もオピオイド危機を口にするほど注目を集める訴訟になっています。

中毒性のあるオピオイド系鎮痛剤「オキシコンチン」の販売を違法に推進し、米国のオピオイドまん延に拍車をかけたとして訴えられていた米パーデュー・ファーマが経営破綻した。同社はこの訴訟で和解するため、100億ドル(約1兆700億円)余りを準備する必要に迫られている。


  パーデュー・ファーマは15日、ニューヨーク州ホワイトプレーンズの破産裁判所に連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した。同社とそのオーナー、資産家のサックラー一族に対しては2000件以上の訴訟が提起さ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-16/PXWY4W6K50XS01

他の製薬大手への影響はあるのか?

今回の訴訟では、イスラエルのジェネリック大手であるテバ・ファーマシューティカルと世界的にも有名なジョンソン&ジョンソンが一緒に訴えられています。

米オクラホマ州地方裁判所は26日、処方鎮痛剤などに含まれる麻薬性鎮痛薬オピオイドの中毒蔓延(まんえん)をめぐり、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンンソン(J&J)に5億7200万ドル(約606億円)の制裁金を支払うよう命じた。J&Jは判決直後に、上告の意向を示している。

https://www.bbc.com/japanese/49479060#

ジョンソン&ジョンソンが5億7200万ドル、パーデュー・ファーマは2億7000万ドル、テバは8500万ドルの制裁金だが、パーデューとテバはこの金額でオクラホマ州と和解。パーデューの場合はその結果、破産法適用という流れのようです。

個人投資家にはチャンス到来か!?

ジョンソン&ジョンソンは個人投資家に人気の銘柄です。配当だけでなく株価もしっかり右肩上がりですからね。

そんな中、今回の訴訟騒ぎです。株価は一時期に比べると下がってます。いつ見ても割高なイメージがあるジョンソン&ジョンソンですが、今は割安といえなくもないレベルです。配当も3%近くありますしね。

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PER21倍というのも手を出しやすいレベルです。ヘルスケアセクターの割合を増やしたい私にとっては非常にいいタイミングとも思っています。
ただ気になるのが最近ヘルスケアセクターの株価が全体的に崩れている点です。アッヴィにファイザーと私が保有している銘柄も株価は下がっています。ジョンソン&ジョンソン、P&G、ユニリーバあたりは製薬以外にも収益源があるため更なる下落は考えにくいとは思います。ですが今年はじめからそろそろ来るんじゃないかといわれているリセッションがちらついています。ブレグジットや米中貿易戦争も先を見通せる状況にもありません。チキンかも知れないですが、全体的に下方向にリスクがありそうなのでもうしばらく様子見が安全ですかね。

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