さてFRBが今月2回目の緊急会合を開催!からの1.0ポイントの緊急利下げで今週は始まりました。いきなりゼロ金利政策+QEのようです。戦力の逐次投入は愚策と言われます。果たして結果は!?
FRBの超強力な初動!
パウエル議長率いるFRBはFF金利を1.0ポイント下げ(今月で1.5ポイント下げ)0~0.25%とし、さらに量的緩和にも踏み切ったようです。

パウエル議長は、いわゆる経済学の学者ではなく、投資銀行家。カーライル・グループへも在籍していたようです。前任のイエレン氏とは金融政策に対する見解は似ていると言われています。さて10年振りですが、学者出身でない議長の舵取りに注目していましたが、2回連続の緊急会合で幕を開けました!
リーマンショックの時はどう対応したのか?
○○ショックやら急落といって真っ先に思い浮かぶのはリーマンショックでしょう。その時の対応を書きます。
株式:何もせず
通貨:FXでロング
これだけです。FXの方は、ストップを置いてはいましたが、下がってる!⇒買ってみる⇒刈られるの繰り返しでした。あまりの急落で底を見極めることなく、値ごろ感で買い注文を出してました。
株式に関しては、特別対応しませんでした。10年前ですのでここで半値になってもまだ先は長いと思ってましたし、なぜかあまり心配してませんでした。結果的には株の方は少しずつ安値でナンピンできたこともありいい判断だったと思います。リーマンショック前に全株売却⇒買い戻しというのは当時も今も神技過ぎてちょっと出来ないです。
新型コロナショックへの処方箋
今回の新型コロナウイルスに対する処方箋ですが、正直特効薬が見つかればすぐに収束していくと思います。感染の急激な拡大に対応するため、人の移動が大きく制限されています。そして不足物資の確保のため輸出制限が行われたりもしています。つまりヒトモノカネが回らないようになっています。なので原因である病気に対して、特効薬が見つかれば全て解決です。ま、それがなかなか見つからないから問題なわけですが。
ということで各国が出している経済対策はあくまでショックを和らげることしか出来ません。
個人投資家として出来ることがあるかというと、今回もあまりないように思います。アップルがなくなったり、グーグルが倒産も考えにくいです。つまり保有している株式の未来がウイルスの発生によって無価値となるとは思えません。とするとウイルスの収束まで耐えるしかないかなと。リーマンショックの時と同様、基本路線はコレです。
リーマンショックの時との違いもあります。ひとつは現金保有割合。当時は2:3:4くらいでした。現金:日本株:アメリカ株です。現在は、1:2:10以上。気持ちとしてちょっと不安というか弱気になっているのは現金割合のせいだと思っています。ですので、以前ちらっと書いたように保有するPFFの現金化を真剣に検討しています。理由はいろいろ。
- 現金比率を高めたい
- 現時点なら株価下落の影響が少ない(収支プラスで撤退)
- 金融不安に弱いため、金融不安が現実化する前に現金化したい
どう見てもプラスな点しか見つからないんですよね。もしPFFが現在の価格から10%戻しても、しゃーないで済むレベルです。他の優良銘柄の仕込みが出来れば長期的には大きくプラスなんじゃないかと。強いて言うなら毎月の入金がなくなること、これはちょっと寂しいかも。
ゆっくり考えたいですけど、FRBの緊急臨時会合をしても、ダウはマイナス2,000ポイント!(またかよ)ボーイングやドイツ銀行も胡散臭くなってますので、今週のうちには決断しないと遅れるかな。どうかな。
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